故障かな？【本体編：いつの間にか・・・水没？】

携帯電話・スマートフォンを使用していると、「故障？」と思うタイミングが必ず一度は訪れると思います。
そんな「故障しているの？してないの？」と言う内容にスポットを当てた内容をまとめていきたいと思います。

【本体編】写真や映像がぼやけてる！

最近は以前のようにスマートフォンと回線契約を一緒に行うのではなく、スマートフォンはお手持ちの端末を使ったり、端末のみを単体で購入されたりして、回線契約（SIMカード単体契約）だけを行われるお客様も多くなりました。
しかし、どのようなスマートフォンを使っても必ずついている「カメラ」機能ですが、撮影した時に「あれ？なんか映像がぼやけている」と思うことがあったら、それは水没のサインの可能性があります。

当たり前だけど注意は必要

最近ではスマホの防水・防塵仕様は当たり前となっているので、”水没”に対する認識がかなり薄くなってきていますが、防水仕様でも、水没の可能性は無いわけではありません。

防水仕様なのに水没はするのか？

はい、水没の可能性はあります。
そもそも防水仕様であるのは、マイク・スピーカー、LightningやUSBの端子部などの蓋の無い場所以外の開閉部をすべて”完全に”閉じた状態で機能するものを指します。
最近ではeSIMなどもありSIMトレー自体が無いモデルも存在しますが、SIMトレーが完全に閉ざされていない状態だったり、何かの拍子にスマートフォンを落としてしまったはずみで、パーツの接合部にズレが生じて小さな隙間ができてしまっている場合も・・・
他にも画面にヒビが入っていたり割れていたり、かけていたり。。。状態にもよりますが、最悪の場合は隙間が生じて水気の浸入につながってしまいます。
他にも、パーツ同士の隙間を埋めて水気の侵入を防ぐ防水シールやテープと言ったパーツは経年劣化で機能しなくなってしまうこともあるので長期間使用している端末の場合、落下などのダメージが無いとしても、内部的に劣化が進んでいる可能性があるため防水だからと安心しすぎるのは危険です。

こんな症状は出ていませんか？

水没すると発生する症状の中でもいくつか代表的なものを紹介していきます。

カメラの撮影やレンズに違和感はありませんか？

意外ではありますが、症状がはっきりと出てくるのがカメラ撮影やレンズ部の変化です。
写真を撮影したり、動画を撮ったりした際に、「写真がぼやける」「AF（オートフォーカス）が利かない」他にも「レンズの内部が結露している」「カメラアプリを起動しても画面が表示されない」などの症状が出てきます。
上記症状は水没が原因である可能性が高いです。

画面に違和感はありませんか？

画面を操作するためにタッチ・タップしても反応が悪かったり反応しないことがあったり、逆にタップしていないのにタップしたことになっていたりすることはありませんか？
画面が表示されなくなったりしていませんか？
上記症状は内部のパーツが水没して誤動作・動作不良を起こしている原因かもしれません。

電源関係に違和感はありませんか？

充電ができなくなっていたり、電源が入らなくなっている事があったりしませんか？
水に濡れていた場合や、水没している場合に充電ポートや充電設備の異常が検出された場合には警告が表示さます。

iPhoneの場合(XSシリーズ、XR以降)

上記警告が表示された状態で無理に充電をすると、コネクタや内部部品の腐食や破損につながる可能性もあるのでやめましょう。

Androidの場合

機種によって警告の出方が異なりますがAndroidも充電時に異常を検出した場合に警告を表示します。

• 「充電器を電源から外してください」
• 「USB ポート内の液体やゴミ」

Galaxyでは「水分が検出されました。」といった形の案内が表示されます。他の機種でも出方は違うもの以上を検出した場合は警告が表示されますので、無理な充電でコネクターや内部部品の腐食や破損に繋がる可能性もありますのでやめましょう。

通話の音声に違和感はありませんか？

水没するとスピーカーの音が聞こえなくなったり、こぽこぽ(イメージです。)した感じになったりしていつもと聞こえ方が違ったりします。
もし、そのような症状が続くようであれば水没している可能性が高いです。

水没したらまずは乾かす！

仮に水没した場合は、無理に使ったり充電したりせずに、水気を拭き取ってから風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。(状態や環境にもよりますが24時間ほどで乾燥できるかと思います。)
完全に乾燥したら動作確認などを行い問題がないかの確認をしてみてください。
乾燥しても状態が改善しないのであれば、パーツへのダメージが考えられるので専門スタッフへ相談することをご検討ください。

また、一度水没の症状が出ている場合は必ずどこかに水気の侵入を許してしまう場所があるため続けて使用される場合は水回りに注意が必要です！